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『ナイチンゲールの沈黙』

Posted by pigmon2 on 24.2010 ミステリー 0 comments 0 trackback
 この話は『ジェネラルルージュの凱旋』と同じ病院が舞台。しかも同じ日に始まって同じ日に終わる。登場人物もかなりダブります。この設定ちょっと惹かれました。それで『バチスタ』よりもこちらを先に読んでしまいました。
 ジェネラルが主に緊急救命センターが舞台なのに対し、こちらは小児病棟が主な舞台。二つの作品は静と動、陰と陽といった趣です。どちらかというとこちらが静、陰、裏に相当しますね。同じ人物でも異なる目線で見てみると印象が違ってしまいます。ジェネラルでは急患を前にてきぱき動く如月翔子はとっても頼もしく見え、浜田小夜はなんだか間抜けみたいです。ところがこちら側では小夜のほうが誠実で安心できる看護師、現代的な翔子はむしろ軽薄に見えてしまいます。1分1秒を争う救命医療の現場と子どもというデリケートな存在を扱う小児医療の体質の違い、どちらがいいというわけではありません。

医療現場を舞台にしているけど、この話に関してはあまり科学的とはいえません、ちょっとSFチックです。でも、面白い!!実はジェネラルルージュよりも、原作はまだ読んでいないけどチーム・バチスタよりも面白いです。この話に出てきた共鳴とかいう現象もまんざら嘘ともいえないのかもしれませんが、今のところ科学的に裏打ちされた事柄とはいえません。ちょうど科学的データに裏打ちされたジュール・ヴェルヌよりも科学的根拠があいまいなH,G.ウェルズのほうが読み物として面白いのとよく似ています。

 少し陰のある小夜のキャラクターも魅力だけど、とっても頭のいい中学生瑞人くんとか、伝説のアル中歌手水落冴子とそのマネージャ城崎などなど個性的なキャラクターが勢ぞろいする中、個人的に最も退かれたのは猫田師長。大きな手術を控えた子ども達を田口先生の不定愁訴外来に依頼する。主任がそれより神経科の先生に診てもらったほうがいいのではと提案すると
「あなたの言う通りなのかもしれない。でもこれは私のわがままとカンなの」

 部下の言うことを否定しないで、且つ自分の意見を責任をもって押し通す。素晴らしい。昨今自分で責任をとらず部下にまる投げしちゃうような役職者が多い中でなんとも天晴れな態度!白鳥さんもジェネラルでは主に会議室の中だけでしたが、こちらでは田口先生の小児不定愁訴外来を手伝ったり、院長と絡んだりいろいろ活躍してくれます。

 タイトルになったナイチンゲールはきれいな声で鳴く鳥の名前。日本語では小夜鳴き鳥、または夜鳴き鶯。それからフローレンス・ナイチンゲールにあやかって優秀なナースの称号でもある。小児病棟の子ども達からも「さよちゃん」と呼ばれ親しまれている小夜は人並みはずれた美声の持ち主。ところが目の前で自分の母親が父親を殺してしまうというショッキングな過去を持つ。そのあと悪名高い桜宮病院の養女になっていたという。

 小夜のその後の物語もよんでみたいけど、過去の物語を是非読んでみたい。








 
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