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『The Cheshire Cat's Eye』

Posted by pigmon2 on 22.2010 ミステリー 0 comments 0 trackback
 マーシャ・マラー、『シャロン・マコーン・シリーズ』の第3弾です。いわゆる殺人事件のミステリーですが、人種、同性愛、階級・・・アメリカならではの問題がさりげなく織り込まれています。
 シャロン・マコーンはある日友人のペインター、ジェフ・カーフマンから重大な相談があるからと呼び出される。仕事の都合で約束よりだいぶ遅れて現場であるリフォーム中の住宅へ行ったら、ジェフはすでに殺されていた。3年前同じ家で家主の父リチャード・ウィントリンガムも同様に頭部を殴打されて殺され犯人はまだ捕まっていない。ジェフの雇い主であり家主であるデイビット・ウィントリンガムからシャロンは二つの殺人事件の捜査を依頼される。

 ウィントリンガムは古くなったヴィクトリアン様式の建築物を買い取り、中を改装して転売する事業を展開していた。ジェフは単なるペインターではなく独得の鮮やかな色彩と模様で壁を描くいわばある種の芸術家であったが、一部の保守的な人達からは過激であると反感を買い、数年前「サンフランシスコのヴィクトリアン・ハウスを守る会」のリーダー、エレナー・ヴァン・ダインから訴えられシャロンが調査した経緯があった。

ヴィクトリアンハウスの持ち主で温和なデビット・ウィントリンガム。
デイビットのゲイのパートナーでで満月顔のぽちゃぽちゃポールことポール・コリンズ。
ウィントリンガム・アソシエイツのインテリア・コーディネーターで少々ヒステリックな日系人女性チャーメイン。
デイビットの経営パートナーで元ロック・プロデューサーの厭味なラリー・フレンチ。
プリンス・アルバートと呼ばれ、その名の通りいつも王子様のようないでたちをしている証明デザイナー。
優雅で女王然として且つ居丈高なエレナー・ヴァン・ダイン。
人好きのするバーベキュー・レストランのオーナー・シェフ、ジョニー・ハート。
怪しげな黒人弁護士ニック・デットマン。

 登場人物たちがそれぞれ少しづつ関わりあって糸口が解けていく。今回のキーワードとなったのがタイトルでもあるチェシャ猫の目。ウィントリンガム家に伝わる子供部屋用のランプでティファニーで作られたという代物。3年前の殺人事件の時盗まれたはずだが・・・チェシャ猫の目らしきものを発見し追跡調査をするシャロン。ダイナミックなカーチェイスで追跡し、途中で街のごろつきに脅迫されたり・・・わくわくする展開。

 私生活ではグレッグ・マーカス警部補と名実共に恋仲になってなにやらいい雰囲気です。個性豊かなユニークな登場人物ばかりのせいか、からりとしてコミカルで肩がこらずに読めるミステリーです。これまで読んだ中で一番コミカルだったかもしれません。








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