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『Games to Keep the Dark Away』

Posted by pigmon2 on 18.2010 ミステリー 0 comments 0 trackback
 シャロン・マコーン・シリーズの第4弾です。これまでの軽快なムードとは異なり、本書はどこか寂寥感があります。
 私生活で恋人だったグレッグ・マーカス警部と別れたばかりだったせいか、文章のトーンもこれまでの明るい軽やかな感じからなんとなく寂しげなムードが漂ってます。これまでサンフランシスコの中で働いていたシャロンがはじめてカリフォルニア郊外のうらぶれた漁村で事件に遭遇します。そのせいか、金田一シリーズや「トリック」のような辺鄙な田舎ならではの捜査の難しさを体験しています。

    ★     ★      ★

 有名な新鋭写真家エイブ・スネイリングから1週間ばかり帰ってこないルームメイトを探してほしいという依頼を受ける。ルームメイトといっても別に恋人ではなくただの友達。1週間くらいなら大人の女性なら家を空けることもあるんじゃないかと不審に思うものの、ジェーン・アンソニーの故郷サーモンベイに捜査に出向く。そこでシャロンは水死体となったジェーンを発見することとなる。

 ジェーンの同僚だった看護師リズ、ホスピスの支配人アン・ベイツ、所長アレン・ケラー、ジェーンの元恋人ドンなどに話を聞いていくうちに、ホスピスで不審な死を遂げた患者が3名いたことがわかる。末期患者を受け入れる豪華なホスピスと安楽死の関係は?事件は思わぬ方向に向かう。



    ★     ★       ★

 今回もまた人間くさいキャラクターが続出します。なかなか口を割らない地元の人たちにシャロンがとる手段はちょっとズルいんだけど、なかなか面白いです。事件現場近くに住む8歳の少女がネタを提供してあげるから人形を買うお金を頂戴と何気にゆすってくるのはおそろしいけど、そういった知恵もそのくらいの年齢ならついていてもおかしくないだろうと思った。勿論犯罪大国アメリカという環境もあるだろうけど。

 この事件をきっかけにシャロンの恋人になるディスクジョッキーのドン・ベル・ボッチョはその名の通りイタリア系で陽気で料理が上手い。私個人はグレッグよりも数段ドンのほうがチャーミングだと思うけど、シャロンはまだグレッグにどこか未練があるみたいだ。

 それとEdwin of the Iron Shoe の時から不思議に思っていたのだけど、サンフランシスコは車庫証明が要らないのかしら?シャロンは自分の駐車場を持っていないらしく、いつもマンションの近くの開いてる道路脇などに平気で車を停めているし、どこへ停めても誰も怒らないようだ。

 日本語のタイトルは『安楽死病棟殺人事件』、出版される前の仮題は『暗闇を遠ざけて』。アガサ・クリスティーの時代はともかく、今時なんたらかんたら殺人事件ってネーミングはちょっといただけない。まあ、わかりやすいといえばそうだけど。あと2時間ドラマみたいな長ったらしいタイトルもセンス悪い。本書の場合も仮題のほうがよかった。翻訳者、というか出版社はできるだけ原作者の意図したタイトルに近いものをつけていただきたい。





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