『天使と悪魔』
 『ダ・ヴィンチ・コード』と同じラングドンシリーズの前編です。まあ、面白けどかった状況設定、ストーリー展開に多少無理があり実行犯の動機もイマイチ弱い。これだけの大掛かりな犯罪を犯すのだからそれ相当の動機がなければおかしいのだが・・・納得するには至らない。今回は影の黒幕の存在もわりと早くわかってしまった。
 1時間ごとに人が殺され、それもかなり残忍な殺され方をするのだが、あまり血なまぐささを感じない。この作家が万人に受けるのはをその辺も一理あるようなきがする。アガサ・クリスティーとか赤川次郎とかミステリー・マニアでない一般の読者に受けがいい作家は比較的血生臭さを感じさせないものだ。

 キャラクターの面白さもある。アンジェリーナ・ジョリーを彷彿させる第一被害者の娘で科学者のビットリア、冷酷で皇帝と呼ばれている原子核研究所の所長、ダメダメBBC記者のグリック。そして私が個人的に魅力を感じたのが前教皇侍従のカルロ・ヴェントレスカ。こんな素敵な司祭さまなら改宗してしまいそう・・・

 全体的にはダ・ヴィンチのほうが数段勝ってると思うが、1点だけこちらのほうに軍配が上がるものがある。ダ・ヴィンチを読んでも「パリに行ってみたい」という思いはわいてくるが、『天使と悪魔』を読んで「ローマに行きたい!」と感じる気持ちのほうが数段大きい。
 
 映画にもなるらしいが旅行会社にとってはありがたい作品になるんじゃないかな。

2006/09/30(Sat) | ミステリー | トラックバック(1) | コメント(0) | page top↑
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天使と悪魔
ダ・ヴィンチ・コードで有名になりましたよね、ダン・ブラウン氏これまた職場の人が持ってらしたんで、借りましたダ・ヴィンチでは追われる立場でしたが、今作は追う立場の視点しかも、1時間ごとのタイムリミット付き古の秘密結社「イルミナティ」の名を隠れ蓑として巧みに ちょっと いんたーばる【2006/10/06 22:37】
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